こんにちは、心理カウンセラーの飯田です。
私はこれまで25年以上、看護師として精神科の最前線に身を置いてきました。病棟や外来、そして地域において、本当に数えきれないほどの方々の苦しみや葛藤を間近で見守ってきました。その長い経験から確信していることがあります。それは、「言いたいことを飲み込む癖」や「ついつい引き受けてしまう世話役」は、決してあなたの性格のせいではないということです。それは、あなたの心が「もうこれ以上は無理だよ」と必死に送っている、切実なSOSなんです。
実は……偉そうにカウンセラーなんて言っている私自身も、かつては誰にも相談できず、一人で抱え込んでパンクしかけたことがあります。看護師という仕事柄、「自分がしっかりしなきゃ」「相手のために動かなきゃ」と、自分の本音を後回しにするのが当たり前になっていたんです。でも、勇気を出して誰かに頼り、心の内を話したとき、あんなに重かった肩の荷がスッと軽くなる感覚を、今でも忘れません。今回は、25年以上の看護師としての視点、そして私自身の「相談して救われた経験」を交えながら、あなたの心がなぜそこまで疲れ切ってしまったのか、どうすれば自分を取り戻せるのかを、優しく紐解いていきたいと思います。
精神科の看護師として働いていた頃、私はある共通点を持つ方々にたくさん出会ってきました。それは、「自分の痛みには鈍感なのに、他人の痛みには驚くほど敏感」だということです。誰かが困っていればすぐに手を差し伸べるし、空気が重くなれば自分がピエロになって場を和ませる。そんな風に、常に周りにアンテナを張っている優しい方ばかりでした。でも、人の面倒ばかり気にしているうちに、自分の心のコップから水が溢れていることには気づけないんです。看護師時代の私は、そんな方々が突然、糸が切れたように動けなくなってしまう姿を何度も見てきました。
なぜ「相談」が大切なのか
かつての私もそうでしたが、世話役タイプの方は「相談する」=「相手に迷惑をかける」と思い込んでしまいがちだと思います。でも、私自身が相談してみて気づいたのは、「自分の気持ちを言葉にするだけで、心と体のこわばりが溶けていく」という事実でした。一人で抱えている間は、悩みは大きな「黒い塊」のように感じます。でも、誰かに話して言葉(外)に出すことで、その塊は少しずつ輪郭を失い、整理されていきます。それは看護学で言うところの「カタルシス(浄化)」そのものでした。
「体」からアプローチする理由
看護師として多くの患者さんに接する中で、もう一つ確信したことがあります。それは、「心がつらい時は、すでに体も限界を迎えている」ということです。「言いたいことを飲み込む」とき、人は無意識に喉や肩、頭の筋肉を硬直させます。だからこそ、私のところでは悩み相談だけでなく、ドライヘッドスパを取り入れています。まずは、看護師の手で、緊張しきったあなたの頭を優しく解きほぐす。体が「あ、緩んでもいいんだ」と安心したとき、ずっと閉じ込めていた本音が、自然と溢れ出してくるものです。
最後に:あなたは一人ではありません
今、もしあなたが「誰にも言えないけれど、もう限界」と感じているなら、その手を私に貸していただけませんか?かつての私がそうだったように、誰かに頼ることは、決して恥ずかしいことでも迷惑なことでもありません。それは、自分自身を大切にするための、とても勇敢な一歩です。精神科看護師としての25年以上の経験、そして私自身の葛藤から学んだすべてを注いで、あなたの心がまた「こころの空」のように晴れ渡るお手伝いをさせていただきます。
もし、この記事を読んで「私のことだ」と感じたなら、まずは一度、深呼吸をしてみてください。あなたはもう、十分に頑張ってきました。これ以上、一人で抱え込み続ける必要はありません。「こんな些細なことで相談してもいいのかな?」「看護師さんに相談するのは、なんだか緊張する……」そんな風に思うかもしれませんが、大丈夫ですよ。こころの空は、あなたが『誰かのための自分』を脱ぎ捨てて、ただの『自分』に戻れる場所ですから。まずは気軽にお話ししてみませんか?