こんな悩みありませんか?
あなたは、会議はグループホームの場で、
次に何をすべきか分からず焦ってしまった経験はありませんか?
「順番が回ってくると、頭の中が真っ白になってしまう」
「自分の発言が本当にこれで良かったのか、心がざわついてしまう」
そんな悩みを抱えている方は多いはずです。
私もかつては、グループワークで自分の意見を伝えるのが苦手でした。
緊張と焦りで何を準備しても上手くいかず、
結局はその場の雰囲気に任せるしかなかった経験があります。
問題解決方法
あがり症をを乗り越えるために、私が試行錯誤しながら見つけたのは、
「即効で乗り切る3つの習慣」です。
- 前の発言に乗るテクニック
焦って自分で新しいアイデアを考えるのではなく、前の方々が発言した意見や考えに合わせるような形で自分も類似した意見を述べるです。相手のヒントを得て、話せるものを選び意見することで、多少の安心感が生まれていました。 - 順番が回ってきたときの即興スキル
この方法は、ちょっと勇気がいるかもしれません。でも、待っている間のドキドキを少し和らげることができますし、考えすぎずに、その瞬間の思いをそのまま言葉にするほうが、かえって気持ちがラクになることが多いんです。 - 発言後の「まーいいか」
発言した後、「これで良かったのか?」と不安になることよくありますが、あえて深く考えず、「まーいいか」と割り切ることです。緊張は和らぎ気落ちを軽くする効果がありました。
理由や根拠
これらの方法は、理論的にも心理学の視点から見ても効果があると考えられます。
- 前の発言に乗るテクニック
他人の意見を利用することで、頭に余裕ができます。あえて自分で新しいアイディアを出すプレッシャーを軽減できます。これは、相手との会話の流れに身を任せることで、自然なコミュニケーションが生まれるという心理的効果が背景にあります。 - 即興スキルの活用
完璧な準備が難しい場合、瞬時に考えたことを伝えることは、むしろ生の意見として相手に伝わりやすく、信頼感を与えることがあります。また、臨機応変に対応する能力は、非常に重要なスキルです。 - 「まーいいか」マインド
発言後に過度に自分を責めないことで、次のチャレンジに対する精神的な負担を減らすことができます。心理学的には、自己肯定感を保つために、失敗を必要以上に引きずらない姿勢がストレスの軽減に役立つとされています。

具体例、例えば
私自身の体験を交えて、具体例をお話しします。
【具体例その1:前の発言に乗るテクニック】
精神科病棟でのカンファレンスです。
「このA患者さんに今後どう関わっていくか」という話し合いがありました。
先輩が「最近、A患者さんは表情がよくなってきているので、日中の活動にもう少し参加できるかも」と話したとき、私はすぐに「私もそう感じていました。たとえば、午前中の軽い体操から少しずつ慣れてもらうのはどうでしょうか」と発言しました。
自分で最初から考えた意見を言おうとすると緊張して頭が真っ白になりがちですが、先輩の話に「私もそう思います」と共感を伝えて、そこに自分のアイデアを少し足すだけで、気持ちもラクに言葉が出てきました。
精神科の場面では、ちょっとした気づきや感覚も大切なので、「感じたことをそのまま言葉にしてみる」ことが、意外と役に立つこともあります。
【具体例その2:順番が回ってきた時の即興スキル】
外部の研修でした。初めて会う他の病院の方たちと5〜6人のグループになって、話し合う場面です。
「次は自分の番かも…」と思うとドキドキして、何を話そうか考えすぎて頭が真っ白になってしまいました。
でも、そのときは決まったテーマがあったわけではなかったので、思い切って「今ふと思ったこと」を、そのまま話してみたんです。
たとえば、「みなさんの意見を聞いて、なるほどと思いました。うちの病院ではあまり考えたことがなかったなって感じています」みたいに、完璧じゃなくても“感じたこと”を素直に言うようにしました。
最初はとても不安でしたが、「その場で浮かんだことを口にする」というやり方に少しずつ慣れていくうちに、緊張も前ほどひどくなくなってきました。
【具体例その3:発言後の「まーいいか」マインド】
カンファレンスや話し合いの場で、やっとの思いで自分の意見を言ったあと、ふと「今の言い方でよかったのかな…」「変に思われたかも…」と不安になることがありました。
特に精神科のような繊細なやりとりが多い職場では、ちょっとした発言でも気をつかいます。
でも、そういうときは「ま、いっか」「とりあえず伝えたし、大丈夫」と、自分の中で声をかけるようにしていました。
そうやって自分を責めすぎずに、気持ちを切り替えることで、次の発言も落ち着いてできるようになっていきました。
まとめ
あがり症に悩んでいるあなたへ。
グループワークでの発言は、どうしても緊張や焦りがついて回ります。
しかし、完璧な準備をするのではなく、相手の発言に乗る、順番が来た時にその瞬間の思いを素直に伝える、そして発言後は深く考えすぎず「まーいいか」と自分を許してみてください。
この3つの習慣を実践したことで、私自身もかつての緊張感を徐々に軽減し、
今では自分の意見を伝えられるようになりました。
もし、あなたも「また今日も緊張してしまった…」と感じるなら、
ぜひこの方法を試してみてください。
完璧を求めるのではなく、今この瞬間の自分の言葉を大切にすることで、
少しずつ自信がついていくはずです。
グループワークや会議で「これでいいのか?」と悩む必要はもうありません。
自分に優しく、そして柔軟に対応することで、あがり症という壁は確実に乗り越えられます。
あなたも、今日から自分らしいコミュニケーションを楽しむ第一歩を踏み出してみてください。
この方法は、一朝一夕にできるものではありませんが、日々の積み重ねが大きな変化をもたらしてくれると思います。
あなたが次にグループワークに参加する際、少しでもリラックスして自分の意見を伝えられるようになれば、これ以上の喜びはありません。

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