あがり症で表情が硬い人は嫌われる?そんな不安をやわらげる考え方

こんにちは、

心理カウンセラーの飯田です。

あがり症で緊張が強いとき、

顔がこわばってしまう方は本当に多いですよね。

「笑顔を作らないといけない」

「もっと自然に見せないといけない」

と思うほど、余計に表情がぎこちなくなってしまう。

私自身、昔は婚活の場でも、

仕事の大事なプレゼンでも、

顔がひきつっているのが自分でもよく分かっていました。

「きっと怖い顔に見えているんだろうな」

「きっと感じが悪いと思われているんじゃないだろうか」

「きっと近寄りがたいって思われているな」

など、とても気になっていました。

だから、本当にしんどい感覚でした。

でも、たくさんの方とお話をしてきて気づいたことがあります。

それは、ぎこちない表情だけを見てあなたを判断しないということです。

表情は大事でもそれだけじゃない

表情は「相手との安心の架け橋」のようなものでとても大事ですが、

でもそれだけじゃないということです。

私たちは、「笑顔=いい人」「硬い顔=怖い人」

と勝手に思いがちなところがありますが、

実際に相手が受け取る印象は、

表情だけですべてが決まるものではありません。

たとえば、相手の話をしっかり聞いてくれている態度や、

声のトーン、相づち、視線の動かし方など、

これらの小さなサインからも、

相手の誠実さや優しさが伝わってくることよくありますよね。

私は何度も経験がありますが、

緊張して表情が硬くても

「話を聞いてくれてもらえている」

「受け取ってもらえているな」

と感じることが多くありました。

だから、もし今、

顔が動かないことで自己否定しているなら、

それは少し手放していい心配だと思います。

「表情を作ること」ではなく「関心を向けること」

どうしても表情を柔らかくできないときは、

無理に笑顔を作らなくて大丈夫です。

代わりに、相手の話をちゃんと受け止めて

「この人は今、どんな気持ちで話しているんだろう?」

と関心を向けることを意識したほうが、

会話の空気はずいぶん変わると思います。

たとえば、少しだけ相手の目を見て

「なるほど」「そうなんですね」と短く声を返すだけでも、

相手は「ちゃんと聴いてくれているな」と安心します。

だから、無理に笑わなくても、

あなたの誠実さはちゃんと伝わっています。

表情は「練習」で少しずつ動かせるようになる

もうひとつ知っていてほしいのは、

表情が硬いのは性格の問題ではなく、

体が防衛反応をしているだけだということです。

緊張すると、自律神経が「ここは危険だ」

と判断し、表情筋が固まります。

だから、自分を責める必要はありません。

少しずつ場慣れしていったり、呼吸を整えたり、

表情筋をマッサージしたりすることで、

自然に動きやすくなる人も多いです。

「今日の自分はこれでいい」とゆるめてあげることで、

少しだけ顔がやわらかくなります。

おわりに

表情が硬いから嫌われる。

あがり症の方にとって、

この不安はとても切実なものだと思います。

でも本当は、あなたがその場にいるだけでいいし、

頑張って言葉を探していること、

ちゃんと聴こうとしていること、

それだけで充分伝わっているものがたくさんあります。

無理に完璧な笑顔を作ろうとしなくて大丈夫です。

あなたがそのままの姿でいても、

安心してもらえる人間関係は必ずあります。

少しずつ、自分を責める時間を減らしていけるように、

一緒に練習していきましょうね。

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