中高年の離婚とうつ「もう遅い」は本当ですか?

こんにちは、心理カウンセラーの飯田です。

私は30年以上、精神科の現場や現在はカウセリングの場で、

多くの方々の「心の転機」に寄り添っています。

なかでも、40代・50代以降の「離婚」と、それに伴う「心のダメージ」に、

苦しまれる方の声をお聴きしてます。

離婚は法的な手続きだけで終わるものではなくて、

そのあとに訪れる「心の整理」が思っている以上に重く、

時間のかかるものなのです。

「こんな年になり、自分が離婚するなんて、まさか」
「今さら新しい人生なんて歩めるのだろうか」

40代・50代、そしてそれ以降、

人生の折り返し地点ともいえるこの時期に、

離婚という大きな出来事を経験する方が増えています。

子育てがひと段落して、仕事も落ち着いてきた頃、

ふと夫婦の関係を見つめ直す中で、

「もう一緒にやっていくのは難しい」と

感じる方も少なくありません。

とはいえ、たとえ自分で選んだ離婚であっても、

その後に押し寄せてくる感情は決して軽いものではありません。

心の中には、深い喪失感や孤独感、自分を責める気持ち、

未来への不安などが静かに渦巻いています。

このような感情の積み重ねは、やがて「うつ症状」へとつながっていくこともあるのです。

離婚とうつは心の整理には時間がかかる

離婚は法的には、紙一枚の手続きで完了します。

けれども、心の整理には何倍もの時間がかかるのが現状です。

たとえば、

◦ 長年築いてきた暮らしを失う喪失感

◦ 自分は否定されたかもしれないという感情

◦ 子どもや親に対する申し訳なさ

◦ これから一人でどう生きていくかという不安

これらが、折り重なることで、

気づかないうちに無気力や不眠、食欲の低下、集中力の低下、自責感

といった典型的なうつ症状へとつながっていくのです。

特に中高年の世代は、「もう若くない」「仕方がない」と感情を飲み込んでしまう方が多く、

周囲にも相談しにくいという傾向があります。

それがかえって、心の回復を遅らせてしまう要因になってしまうのです。

心がすり減ってしまう前に

私は、精神科の現場で30年以上、うつ病に苦しまれる方々と向き合ってきました。

そして、心理カウンセラーとしても、

特に離婚を経験した中高年の方が、

自分を見失ってしまう姿を多く見てきました。

ある50代の女性の言葉が、心に残っています。

「夫と別れて気持ちはすっきりしたはずなのに、朝になると布団から出て来られなくて。
自分にはもう価値がないんだと思ってしまうんです」

これは特別な話ではありません。

離婚が自由への一歩であると同様に、

自分の存在価値が揺らぐ体験にもありうるのです。

離婚は終わりではなく、変化のはじまり

離婚後に感じる悲しみや不安、怒りは、ごく自然な心の反応です。

無理に押し込めるのではなく、それらに気づき、

少しずつ言葉にしていくことが、回復への第一歩です。

「もう遅い」と感じるその瞬間こそ、

新しい自分に出会えるチャンスかもしれません。

実際、私は多くの方が、離婚を経て、

新しい人生を取り戻していく姿を見てきました。

うつ状態にあるときは、自分はなにも変えられないと感じるかもしれません。

そのとき、必要なのは、安心して話せる場とそっと受け止めてくれる人なのです。

心に重さを感じているのなら

もし今、「気持ちの整理がつかない」「前を向けない」と感じているなら、

それが心が疲れているサインかもしれません。

そしてそれは、単なる不調ではなく「人生を立て直すチャンス」でもあります。

私は、長年の臨床経験をもとに、カウンセリングを通じて、

あなたの心の再出発をお手伝いができたらと思います。

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