こんにちは、
心理カウンセラーの飯田です。
将来への不安って、ふとした瞬間に押し寄せてきますよね。
仕事のことだったり健康のこと、お金のことも。
頭の片すみで考えないようにしていても、
夜ベッドに入った途端に心の中がざわざわして、気づけば眠れなくなっていたりします。
でも、そんな気持ちを誰かに打ち明けようとすることが、これがまた難しい。
「こんなこと話しても迷惑かな」
「こんなことで悩んでるって思われたら恥ずかしい」
そんな考えが先に浮かんできて、
結局ひとりで抱え込んでしまうんです。
正直、僕もずっとそうでした。
心理カウンセラーという仕事をしている今でこそ「話していいんだよ」と人に伝えていますが、昔の僕は弱音を吐くことがとても苦手でした。
たとえば、まだ病院で看護師として働いていたころ。
忙しい現場で毎日患者さんの命と向き合いながら、心の中では「自分はちゃんと役に立てているのかな」と不安でいっぱいでした。
でも、同僚にそんなことを言ったら「情けない」と思われるんじゃないだろうか。
そんな怖さもあって、口をつぐんでしまったんです。
それで、家族や親しい友人にも相談することを考えました。
でも、身近な人だからこそ余計にハードルが高く感じるんですよね。
「心配させたくない」とか「これを言ったら関係がぎくしゃくするかも」とか。
頭の中で言い訳ばかりして、結局なにも言えないままになる。
そんなある日、
たまたま知り合った、ほとんど僕のことを知らない人にポロっと話してみたことがあります。
「実は最近、将来のことで不安があって・・・」と。
すると、その人はただ「そうなんですね」とうなずいてくれただけでした。
励ましも、アドバイスも特にない。
でも、不思議なことに、その「うなずき」だけで心が少し軽くなったんです。
そのとき気づきました。
相談って、答えをもらうためだけじゃないんだと。
自分の中に溜まっているものを
「外に出す」だけで、こんなにも楽になるんだ。
それから僕は、「あまり自分を知らない人」
に話すことの良さを実感するようになりました。
一期一会の関係だからこそ、余計な気を使わなくていい。
相手の期待や評価に縛られずに、ただ自分の気持ちを言葉にできる。
それが、心をふっと軽くする力になるんだと思います。
もちろん、カフェで隣に座った人に
いきなり話しかけろという意味ではありません。
例えば、専門家やカウンセラー、オンライン相談などでもいいです。
自分をよく知らないけれど、きちんと話を聴いてくれる人は、意外と身近にいます。
将来への不安を一人で抱えていると、どんどん心が硬くなってしまいます。
「誰かに話してみよう」と思えるだけで、その硬さが少しずつほぐれていきます。
弱音を吐くことは、恥ずかしいことでも迷惑なことでもありません。
そして、あなたが感じている不安は、あなた一人だけのものでもありません。
まずはほんの一言だけでもいいです。
「ちょっと聞いてもらってもいいですか?」
それだけで、心の中の重さが少しずつ変わっていく、体験を僕は何度してきました。
もし、今あなたが将来への不安で胸がいっぱいなら、どうか一人で抱え込まずに、誰かに言葉として出すことだと思います。
それが、次の一歩につながる大切な始まりになるはずです。

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