──会話が途切れても安心に変えるコツ──
こんにちは、
心理カウンセラーの飯田です。
今日は「沈黙」について書いてみたいと思います。
実は僕自身、長い間この沈黙が本当に苦手でした。
婚活の場面でも、数秒でも会話が止まると
「やばい、何か話さないと!」と心臓がバクバクして、
頭の中は真っ白。
無理に話題を探して不自然になり、
後で「ああ、また失敗したな」
と自分を責めることもよくありました。
そして思い返すと、
僕が精神科病棟で勤めていたときも
「沈黙が怖い」という方はとても多かったんです。
当時の僕はうまく答えてあげられなかったけれど、
今ならはっきり伝えられることがあります。
それは──「沈黙は悪いものじゃない」ということ。
沈黙にはいろんな種類がある
ひと口に沈黙と言っても、実はいろんな場面がありますよね。
- 会話中に言葉が途切れてしまう沈黙
- 会議で誰も発言しないときの沈黙
- ケンカをして険悪になったときの沈黙
- 恋愛で相手との距離感がうまくつかめないときの沈黙
それぞれに独特の重たさや不安があります。
ただ、婚活の場面で一番よく出てくるのは
「会話が止まってしまう沈黙」ではないでしょうか。
僕自身も婚活を経験したとき、
初対面の相手と話すことに慣れていなくて、
次に何を話そうか考えながら焦ってしまい、
沈黙が訪れると「相手に迷惑をかけているんじゃないか」
と不安になったり、「ちゃんと話せない自分はダメだ」
と責めたりしていました。
でも今振り返ると、その時に「沈黙の本当の意味」
を知っていれば、もっと肩の力を抜いて出会いを
楽しめたのではないかと思います。
沈黙は「安心のサイン」にもなる
心理学的に言えば、沈黙は必ずしも「失敗」ではありません。
むしろ、相手との間に「安心感」
があるからこそ沈黙できる場面もあります。
例えば、親しい友人と一緒にいて、
無理にしゃべらなくても落ち着ける関係ってありますよね。
あの状態も「安心の沈黙」です。
婚活でも、沈黙を怖がらずに扱える人は
「一緒にいて心地よい人」
という印象を与えることができるんです。
沈黙を安心に変える2つのコツ
ここで、僕が実際に取り入れている
シンプルな方法をシェアします。
1 安心スイッチを入れる
沈黙が来たときほど「大丈夫、落ち着いていい」
と自分に合図を送ってみてください。
深呼吸をひとつするだけでもOKです。
2 笑顔スイッチを思い出す
口元や目元を少しやわらげて、
相手に安心感を伝えます。にっこり笑う必要はなく、
軽く微笑むだけで十分です。
これだけで、沈黙は「気まずい時間」ではなく
「余韻の時間」に変わります。
【実践例】
・相手が話し終わった直後の沈黙 → にっこり頷くだけで「ちゃんと聞いてもらえた」と伝わります。
・会話の合間の沈黙 → お茶を一口飲む仕草で、落ち着いた印象を与えられます。
・相手が考えている最中の沈黙 → 笑顔で待つと「安心して話せる人」と思ってもらえます。
「一緒にいて落ち着く人」になれる
僕自身、昔は沈黙を避けることばかり考えていました。
でも今は「沈黙も大事な時間」
と捉えられるようになり、
相手から「一緒にいると安心する」
と言われることが増えました。
無理に言葉をつなぐよりも、
落ち着いた沈黙を自然に受け入れる方が、
結果的に良い印象につながるのです。
まとめ
婚活の場で沈黙が怖くなるのは、
とても自然なことです。
僕自身もたくさん悩みました。
でも大切なのは「沈黙=失敗」
と決めつけないこと。
沈黙は「安心のサイン」にもなり、
相手との関係を深める大事な要素でもあります。
だからこそ、次に沈黙が訪れたときは、
ひと呼吸して笑顔を思い出してみてください。
きっとその時間が「心地よい間」へと変わっていくはずです。

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